保田先生の『ごはん塾』レポート

2008年10月28日

「保田先生のごはん塾」小宅北幼稚園9月4日

もっともっとごはんを食べよう!
「保田先生のごはん塾」、たつの市へicon01


ゴーゴーご組事務局より
9月4日木曜日に、たつの市小宅北幼稚園で開催された「保田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。





 とんぼ舞う初秋のさわやかな風に、実りの穂がそよそよとそよぐ播州平野の西の中心龍野。風情ゆたかなまちなみにほど近い小宅北幼稚園の9月2日は、抜けるような青空にお日さまが微笑む絶好の「かまど日和」。夏休みで肌がこんがり小麦色の園児たちも、今日はかまどごはんに挑戦です。


 

お歌に、かけっこに、元気みなぎる76名の園児たちの前にあらわれたのは、見たこともない大きなかまど。興味津々の子どもたちはまず輪になって「かまど隊」のお兄さんから説明を聞き、手を洗っていざ出陣!赤と白の帽子は年少さん、青と黄色の帽子は年長さん。帽子の色ごとに4つの班に分かれて、仲良く作業開始です。


 最初の作業は計量。お米を升ではかります。お米の質感が気持ちよいのか、いつまでもさわっている園児も。計量したお米はざるに入れて洗米へ。ぎこちない手つきではありますが、楽しみながら一所懸命。洗ったお米はお釜に入れて、お水もちゃんと分量をはかって注ぎ、これでお米のセットは完了。
 次は薪割り。小さな手に大きな軍手をはめて、お兄さんの持つなたの背を薪でコンコン叩きます。叩いても叩いてもなかなか割れないけれど、続けて根気よく…。ほら、見事に割れたでしょ?薪の準備が整ったら火をおこし、その火をより強くしてお釜がふつふつ噴き出すまで火吹き竹で空気を送ります。「おいしいごはんになぁ~れ!」というかけ声にあわせて、心を込めて「ふぅー!ふぅー!」。したたり落ちる汗も何のその、力を合わせれば火の勢いも強くなり、やがてお釜がぐつぐつ音を立てて噴いてきました。


 あとは「かまど隊」のお兄さん、お姉さんに任せて、園児たちはおゆうぎ室へ移動し、「とんぼのめがね」を元気よく合唱。とんぼたちが青いお空を飛びながら、園児たちの歌をきいていたことでしょう。引き続き食育のお話を聞きます。まずはJA兵庫西の千葉さんが本物の稲を持って登場。「ここからお米を取るのですよ」と、たわわに実った稲穂を指差しながらのお話の最後に、マジックを披露してくれました。
続いて、地元・龍野のお醤油メーカー、ヒガシマル醤油・CSR推進
部長の浅井さんが、お醤油の作り方を本物の材料持参で説明。お米も甘酒にして加え、お醤油の風味を豊かにするそうです。最後はいずみ会のお母さんから、地元産の材料を使った食べ物を食べましょうと、地産地消のお話が。ちょっと難しかったかな



 
お話を聞いているうちに、ごはんがふっくら炊けました。それぞれ教室に戻って、みんなで炊いたごはんとご対面!大きな声で「いただきます!」をして、白いごはんに舌鼓。今回は「揖保乃糸」そうめんの端を使った「バチ汁」をヒガシマル醤油の浅井さんが自ら調理、いずみ会からは御津産のかえりちりめんを使った手づくりふりかけも振る舞われました。まさに地産地消。じんわりしみるだしの味、カラリと香ばしいふりかけに、おいしいかまどごはんもさらにおいしく。感想を尋ねると園児たちはみな一様に「おいしい!」との返事。おかわりも積極的で、無心に食べている様子からすると、「おいしい!」というのが心からの感想というのがわかります。試食に参加した保護者も「香りが良いですね」「もちもちして甘みが強い感じ」「家のごはんと全然違います」と、かまどごはんにご満悦のようです。


 ごはんを試食した保護者たちは、引き続き保田先生の講義へ。まずは2つのアンケートに答えます。普段の食生活について、食事バランスについてなどの質問に、真剣なまなざしで鉛筆を走らせます。アンケートを終えると、保田先生から一言「今朝、パンを食べた人、手を挙げて!」。約半数の手が挙がりました。




 「大人の利益ではなく、子どもの幸せを考えましょう」と、先生はおっしゃいます。幸せの源は健康。20年後、30年後の子どもたちの健康を考えた食事を実践するためには、食習慣が決まる7~9歳までに正しい食習慣を植え付けないといけない。そのためには「何を食べたい?」と子どもにきかず、子供のことを考えた食事を与えることが大切というお話に、参加した保護者達は熱心に聞き入っていました。

 最後に、子どもたちにききました。「今日は楽しかったかな?」と。するとみんな「楽しかった!」と元気いっぱい。「お米洗ったり火をおこしたりいろいろやったけど、何が一番楽しかった?」「ぜんぶ~!」。さわやかな初秋の空の下で、楽しく学んだ大切なことが、良き思い出とともにきっと将来の糧となることでしょう。

  

Posted by 保田先生 at 16:06Comments(0)TrackBack(0)