保田先生の『ごはん塾』レポート

2008年09月03日

2008年度「保田先生のごはん塾」開校

もっともっとごはんを食べよう!
2008年度「保田先生のごはん塾」開校

ゴーゴーご組事務局より
8月9日土曜日に、神戸市北区のしあわせの村シルバーカレッジで開催された2008年度
第1回「保田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。


 食の安全の話題がニュースで取り上げられ、これまで全く無関心だった世界規模の食料問題も現実味をもって感じられるようになった昨今、これまでの食生活について見直す時期にさしかかっているのではないでしょうか。グローバル化する食環境と、危機感を抱かずにはいられない自然環境の中、わたしたちはどのような食の環境を培っていったらいいのでしょう?
 その糸口のひとつとして、いま、ごはん食が注目を浴びています。そこで、兵庫県内の幼稚園、小学校や食育に興味のある企業を対象とし、食の安全や環境問題、食料危機、子どもの発育や健康長寿など幅広い観点からごはん食の重要性を学ぶセミナー「ごはん塾」が開催されます。講師は「ゴーゴーご組」校長先生の保田茂先生(兵庫県ひょうご「農」担当参与・兵庫農漁村社会研究所代表・神戸大学名誉教授)。講義がかまどでの炊飯体験とともに開催されるこの「ごはん塾」は、県内各地で開催されます。






 2008年度第1回「ごはん塾」が、神戸市北区のしあわせの村シルバーカレッジで8月9日(土)に開催され、公募によって募集した大人69名と子ども84名が参加しました。
 まずはカレッジホールで本年度の開校式。保田先生の「朝食は何を食べましたか?」という質問から、いよいよ「ごはん塾」が開校です!もっとごはんを食べましょうという保田先生のあいさつに引き続き、「以前は朝食にパンを食べていましたが、保田先生のお話を聞いてからごはんを食べるようになりました」と、「ゴーゴーご組」担任のちか先生がごあいさつ。さらに〝かまどプロデューサー〟こと兵庫県総合農政課の三浦課長が「今年もかまど炊き体験者1万人を目指します!」と高らかに宣言し開校式が終了、ここで大人は授業へ、子どもたちは炊飯体験へと移動します。









 大人たちはまず「食についてのおたずね」というアンケートに答えます。「米の銘柄に詳しい方だ」「早寝早起きをしている」「旬の食材を食べるようにしている」etc...の質問に、はい・いいえで答えていくと、普段どれだけ食生活に注意を払っているかがわかります。
 そして、保田先生の鋭い問いかけ「自分の都合で食事を考えていませんか?子どもの幸せを考えていますか?」から、授業はスタート。
 日本は世界で稀にみる高齢化社会となっている現在、若い人たちが元気で健康に育っていくことが大切。そして子どもたちが幸せになるために、私たち大人が元気でないといけないと、保田先生は「子どもの幸せ」をキーワードに授業を進めていきます。
 子どもたちが将来にわたり幸せで過ごすために大切なことは、食べ物が近くで入手できること。世界人口が増加したり原油が値上がりしたりすると食料品は値上がりします。「いつでも外国の食べ物が簡単に入手できるという考えから卒業しないといけない」と先生はきっぱり。
 人間以外の生き物たちは食べ方を変えませんが、日本人はこの半世紀で大きく変わり、脂肪を多く摂るようになってしまったと保田先生。健康的な食生活のために、いま世界で注目されているごはん中心の日本食を見つめ直し、子どもたちの未来のために健康な食生活をという保田先生のお話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。授業を受け「明日の朝はごはんにします」という方や、中には「自分たちの生活のみならず、社会も変わらないといけないですね」という意見も。






 一方の子どもたちは、かまどでの炊飯体験にトライ。まずは慣れない手つきでお米を研ぎ、水の量を調節します。水の量はごはんの容積の約1.2倍。上手にはかれたかな?
 次は薪で火をおこします。薪を割ってかまどへ。火がついたら、ごはんが噴き上がるまで火吹き竹で炎をあおります。太陽もじりじりと照りつけ暑い熱いかまどの前で、一生懸命ふーふーと息を吹けば炎はいっそう燃えさかり、汗が玉となりしたたり落ちます。それでも子どもたちは元気いっぱい、「思ったより熱くないよ」と負けません。すると、かまどの蓋が動き出し、ぐつぐつと噴き出してきました。ここで火を止め蒸らします。






 蒸らしている間に、再びホールに戻ってクイズ大会。ちか先生の出すクイズに、○か×かで答えます。中には「田んぼにいるのはカブトガニである」というひっかけ問題(正解はカブトエビなので×)もあるなかなか難しいクイズでしたが、なんと正解者続出!

 クイズが終わる頃にごはんの蒸らしも終了。食堂で授業を終えた大人と合流し、いよいよかまどで炊いたごはんを賞味。蓋を開けると…湯気の向こうに真珠のようにかがやくごはんが!家族揃って食べるごはんの味は…「昔食べていた懐かしい味」とおじいちゃん、「いつも食べているごはんより甘みが強い」と子どもたち。たくさん炊いたごはんも大好評で、おかわりも続出しみるみるうちになくなって、こころにも体にもおいしいごはん塾は無事終了しました。






 聞いて知り、味わってわかるごはん食の大切さ。「ごはん塾」は今年も1万人を目指す「かまど炊きごはん隊」とともに県内各地をキャラバンします。次はあなたの街に参上するかもしれません。
お楽しみに!





Posted by 保田先生 at 16:23│Comments(0)TrackBack(0)

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