2008年11月18日
「保田先生のごはん塾」、神戸女子大学 10月23日
もっともっとごはんを食べよう!
「保田先生のごはん塾」、神戸女子大学へ

ゴーゴーご組事務局より
10月23日木曜日に、神戸女子大学で開催された「保田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。

千年前、源氏物語の舞台となった須磨の地を眺める高台にある神戸女子大学の須磨キャンパス。ゴーゴーご組校長先生の保田茂先生はここで管理栄養士を目指す学生たちを指導していますが、今回はかまどごはんを食べる嬉しい特別授業です。
秋雨前線がしとしとと夏の名残の雨を降らせ、残念ながらこの日も朝からあいにくのお天気。それでもかまど隊のスタッフは今日も元気よく、いつもと変わらぬ様子でスタンバイです。学生たちは普段通り保田先生の講義を2コマ受け、その間にかまど隊が心を込めてごはんを炊いていく段取り。授業が終わる頃には、炊きたてのアツアツごはんが食べられるとあって、授業にも一段と力が入る!のかどうかはわかりませんが、とりあえず朝9時からの講義、ごくろうさまです。 今回はさすがに管理栄養士の資格取得を目標とするカリキュラムだけあって、保田先生の授業も専門的な内容ですが、ここは少しかみ砕いて講義の内容をレポートしましょう。

これまでの管理栄養士の仕事は、主に栄養不足の人の力になる、つまり病気を治すための栄養指導を中心とするものでした。しかし、時代が移り変わり、食べ物が満ちあふれ、栄養失調など昔の話となった昨今では、管理栄養士に求められるのは予防的な栄養指導。つまり病気でない人が病気にならないようにすることも、管理栄養士の重要な仕事のひとつになってきています。
健康を保つことを目的とするこれからの栄養学では、栄養バランス、機能、免疫力、腸内細菌叢(そう)を重視しなければいけません。その観点から見た良い食べ物とは、成分含有量が多く消化吸収の良いもの、つまり効率性を重視した選択が必要となってきます。
中でも腸内細菌叢は、健康維持に重要な役割をします。乳酸菌が腸内で繁殖すると、病原菌が繁殖できません。人間は生まれたときには無菌状態で、腸の中に細菌はひとつもいません。「赤ちゃんは生れる時に産道でお母さんの乳酸菌に触れ、その菌を引き継いでいくのです。母親から受け継いだ大切な乳酸菌、そしてみなさんもやがて母親になるでしょうから、将来生まれる子どもたちに引き継ぐ大切な乳酸菌を維持していくためには、発酵食品を食べることが大切です」。保田先生は「日本人は昔から野菜を発酵させた漬け物、豆を発酵させたみそ、醤油を食べてきました。ごはん、野菜、豆は栄養学的に、健康を保つことに関してすぐれた食べ物です」と、ごはんを中心とする日本型の食生活の良さを学生に伝えます。こうした日本型の視点から、現在の日本人の食生活を見直すことが、これからの時代に求められる管理栄養士の役割にも大きな示唆を与えてくれることでしょう。
学生たちは白板に書かれた保田先生の文字を追いかけながら必死にノートを取り、真剣なまなざしで授業に聞き入っていました。
その頃、かまど隊はテントの下で額に汗。鉈(なた)で割った薪に火をつけごはんを炊きますが、今日は湿気があって若干苦戦の様子。それでもさすがは百戦錬磨のスタッフたち、手際よく火を操りごはんを炊きあげていきます。
2コマ目の授業の最後には、アンケート用紙を配布。学生たちはペンを走らせて回答し授業は終了、教室を移動してお待ちかねのかまどごはんの試食です。 教室の入り口には、本物のかまどを展示。もの珍しそうに覗いてみたり、ポーズをとって携帯電話で撮影したりとなかなかの人気です。

全員が揃ったところで、いよいよ釜の蓋を取る時が。「前に来てご覧なさい」という保田先生の声で、お釜は学生たちに囲まれます。そしていざ蓋をオープン!ほんわかとあがる湯気とともにごはんの香りがほのかに広がると、歓声あり拍手あり記念撮影(?)ありの感動の瞬間。さっそくよそって試食です。
学生たちは用意されたふりかけ以外にもいろいろなおかずを持参。のり、卵焼き、きんぴらごぼう、梅干、中には納豆持参という感心な学生も。さっきの授業での「発酵食品を食べましょう」という保田先生のお話を早速実行です!
「保田先生のごはん塾」、神戸女子大学へ

ゴーゴーご組事務局より
10月23日木曜日に、神戸女子大学で開催された「保田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。

千年前、源氏物語の舞台となった須磨の地を眺める高台にある神戸女子大学の須磨キャンパス。ゴーゴーご組校長先生の保田茂先生はここで管理栄養士を目指す学生たちを指導していますが、今回はかまどごはんを食べる嬉しい特別授業です。
秋雨前線がしとしとと夏の名残の雨を降らせ、残念ながらこの日も朝からあいにくのお天気。それでもかまど隊のスタッフは今日も元気よく、いつもと変わらぬ様子でスタンバイです。学生たちは普段通り保田先生の講義を2コマ受け、その間にかまど隊が心を込めてごはんを炊いていく段取り。授業が終わる頃には、炊きたてのアツアツごはんが食べられるとあって、授業にも一段と力が入る!のかどうかはわかりませんが、とりあえず朝9時からの講義、ごくろうさまです。 今回はさすがに管理栄養士の資格取得を目標とするカリキュラムだけあって、保田先生の授業も専門的な内容ですが、ここは少しかみ砕いて講義の内容をレポートしましょう。

これまでの管理栄養士の仕事は、主に栄養不足の人の力になる、つまり病気を治すための栄養指導を中心とするものでした。しかし、時代が移り変わり、食べ物が満ちあふれ、栄養失調など昔の話となった昨今では、管理栄養士に求められるのは予防的な栄養指導。つまり病気でない人が病気にならないようにすることも、管理栄養士の重要な仕事のひとつになってきています。
健康を保つことを目的とするこれからの栄養学では、栄養バランス、機能、免疫力、腸内細菌叢(そう)を重視しなければいけません。その観点から見た良い食べ物とは、成分含有量が多く消化吸収の良いもの、つまり効率性を重視した選択が必要となってきます。
中でも腸内細菌叢は、健康維持に重要な役割をします。乳酸菌が腸内で繁殖すると、病原菌が繁殖できません。人間は生まれたときには無菌状態で、腸の中に細菌はひとつもいません。「赤ちゃんは生れる時に産道でお母さんの乳酸菌に触れ、その菌を引き継いでいくのです。母親から受け継いだ大切な乳酸菌、そしてみなさんもやがて母親になるでしょうから、将来生まれる子どもたちに引き継ぐ大切な乳酸菌を維持していくためには、発酵食品を食べることが大切です」。保田先生は「日本人は昔から野菜を発酵させた漬け物、豆を発酵させたみそ、醤油を食べてきました。ごはん、野菜、豆は栄養学的に、健康を保つことに関してすぐれた食べ物です」と、ごはんを中心とする日本型の食生活の良さを学生に伝えます。こうした日本型の視点から、現在の日本人の食生活を見直すことが、これからの時代に求められる管理栄養士の役割にも大きな示唆を与えてくれることでしょう。
学生たちは白板に書かれた保田先生の文字を追いかけながら必死にノートを取り、真剣なまなざしで授業に聞き入っていました。
その頃、かまど隊はテントの下で額に汗。鉈(なた)で割った薪に火をつけごはんを炊きますが、今日は湿気があって若干苦戦の様子。それでもさすがは百戦錬磨のスタッフたち、手際よく火を操りごはんを炊きあげていきます。
2コマ目の授業の最後には、アンケート用紙を配布。学生たちはペンを走らせて回答し授業は終了、教室を移動してお待ちかねのかまどごはんの試食です。 教室の入り口には、本物のかまどを展示。もの珍しそうに覗いてみたり、ポーズをとって携帯電話で撮影したりとなかなかの人気です。


学生たちにかまどごはんの感想をきくと、「ふっくらとしている」、「つやつやしてキレイ」、「粘り気があって、甘い」などなど、おいしく食べている様子。話を聞いているうちに、お釜の前には我も我もとおかわりの列が。ここは女子大、誰の目もはばかることなどありません!3つのお釜はみるみるうちに空っぽに。でもさすがは栄養学を学ぶ学生。「ごはんは炭水化物だけでなく、良質のたんぱく質も含まれるのでいっぱい食べます!」と笑顔でおかわりです。
今日参加した学生からのコメントです。「とてもおいしくごはんをいただきました。将来、管理栄養士となって献立を考えるときには、ぜひごはんを中心としたメニューを考えたいと思います」。 わたしたちの健康を支える立派な管理栄養士がたくさん誕生してほしいですね。
Posted by 保田先生 at 00:21│Comments(0)│TrackBack(0)
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