2008年11月22日
「奥田先生のごはん塾」、西宮・名塩小学校 10月25日
もっともっとごはんを食べよう!
「奥田先生のごはん塾」、西宮・名塩小学校へ
ゴーゴーご組事務局より
10月25日土曜日に、西宮市立名塩小学校で開催された「奥田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。

まずは班分け。1年生から5年生までの児童が、バランス良く班に分かれます。学年が違ってもみんな顔なじみ。手洗いを済ませ、仲良く作業に入ります。家庭科室に移動して升でお米を量り、お米を洗います。中には家のお手伝いをしているのか、慣れた手つきで洗っている子も。洗ったお米は外のお釜にセットして、水を注いでしばし吸水。元気いっぱいの子どもたちを、保護者のみなさんも笑顔で見守ります。

子どもたちは薪割り体験へ。男の子はパワフルで、力一杯叩くとみるみるうちに薪が割れていきます。女の子も負けていません。中には男の子以上に軽々と、なんと太い薪を3つも涼しい顔で割った女の子も。その子はさすがに、あとで何度もごはんをおかわりしていました。ごはんはパワーの源なのです!割った薪に火を焚きつけて、火吹き竹を吹く子どもたちの額には玉の汗。心地よい秋風をひときわ涼しく感じたことでしょう。
子どもたちがかまどと奮闘している間、保護者たちは校舎に入って、甲南女子大学名誉教授の奥田和子先生の講義に耳を傾けます。
「今の日本人は、脂質に偏った食生活をしています。理想的なバランスは、炭水化物75%、脂質15%、たんぱく質10%です」という奥田先生。これは、献立に例えるとごはん200g、動物性のおかず40g、野菜190gのバランスです。でも、野菜をこんなに食べるのはちょっと大変ですよね。そこで、これを上手に調理して小さくして食べる、例えばみそ汁のような方法で食べれば実現できますよと、先生のアドバイスが。
おにぎり1個約100gのうち約60%は水分なので、カロリーはわずか160kcalしかありません。カロリーをおさえながらでんぷんをしっかり摂ることができるごはんは、まさに理想的な主食。「子どもは1食あたり525kcalを必要とするので、ごはんを集中してしっかり食べてほしいですね」と奥田先生は力説します。

また、脂質や塩分の観点からも、ごはんは非常にすぐれていると奥田先生は独自のデータで説明します。先生自らスーパーの成分表示をチェックして作成したグラフによると、ごはんの脂質カロリー比(その食品のカロリーのうち脂質によるもの)は1.7%しかありませんが、ドーナツは47.4%、クロワッサンは53.8%、ミートソースは58.5%、グラタンに至っては60.3%と格段に高い値を示しています。ちなみに食パンでも12.9%、菓子パンになると30%以上が脂質です。先生は「子どもたちは口当たりが良くておいしいものを欲しがりますよね。でも大人は科学的根拠に基づいて、しっかりとした指針を持つべきです。〝子どもが好きだから〟と子どもの嗜好に迎合するのではなく、自信を持って子どもを教え導くことが食育なのです」ときっぱり。「子どもが野菜を食べないのは、お母さんの料理が上手でないからではないでしょうか?」という一言は講義を聴いていた参加者の心に突き刺さったようで、「野菜はせいぜいサラダか炒めるかしかできませんから…もっともっとお料理を勉強しないといけませんね」と真剣な表情で感想を述べてくれた保護者の方も。「子どものせいにしてはいけませんね」と、講義を受けてみなさん前向きに食育を考えているようです。

そして講義を終えた保護者と合流し、いざかまどの蓋をオープン!青空に吸い込まれるように湯気が立ち込めたその瞬間「わぁ!」と歓声が。つやつや真っ白のごはんをさっそく試食しましょう。
「おいしい?」と問いかけると、感想を言う前に「おかわりある?」という言葉が出てくるとは、よほどおいしいのでしょう。「やわらかい」「家のごはんよりおいしい」とご満悦の子どもたち。保護者も「甘みが違いますね」「ふりかけなしでもおいしいです」と舌鼓。「名塩の子どもはごはん好き」と噂に聞いていましたが、なるほど、その通りであっという間におかわりの行列がズラリ。しかも「おこげちょうだい!」とおかわり隊はグルメ揃いです。そしてそれから間もなく、3つのお釜の中は跡形もなく空っぽに…。

「〝食べること〟は〝生きること〟です。食べ方の選択は、その人の生き方につながり、ひいては民族・国の存亡に関わる大きな問題です」と奥田先生は授業で語りましたが、普段もこの勢いでごはんを食べれば、未来は明るく輝くことでしょう。

「奥田先生のごはん塾」、西宮・名塩小学校へ
ゴーゴーご組事務局より
10月25日土曜日に、西宮市立名塩小学校で開催された「奥田先生のごはん塾」(以下「ごはん塾」と記載)の様子をレポートいたします。
住宅開発が進み、めまぐるしく景観が変わる一方で、蘭学通り沿いには昔ながらの雰囲気が残り、重要無形文化財の名塩和紙の巧みの技を受け継ぐ趣深い西宮市名塩地区。名塩小学校はそんな名塩の中心集落の西端、四方を緑に囲まれた歴史ある小学校です。
少しずつ移り変わる山の色が、澄み渡った青空に映える秋の日、小学校の校庭には見たこともない3基のかまどが登場。子どもたちは興味津々、眺めてみたり、さわってみたり。今日はこれでおいしいごはんを炊いていきますよ!
少しずつ移り変わる山の色が、澄み渡った青空に映える秋の日、小学校の校庭には見たこともない3基のかまどが登場。子どもたちは興味津々、眺めてみたり、さわってみたり。今日はこれでおいしいごはんを炊いていきますよ!


子どもたちは薪割り体験へ。男の子はパワフルで、力一杯叩くとみるみるうちに薪が割れていきます。女の子も負けていません。中には男の子以上に軽々と、なんと太い薪を3つも涼しい顔で割った女の子も。その子はさすがに、あとで何度もごはんをおかわりしていました。ごはんはパワーの源なのです!割った薪に火を焚きつけて、火吹き竹を吹く子どもたちの額には玉の汗。心地よい秋風をひときわ涼しく感じたことでしょう。子どもたちがかまどと奮闘している間、保護者たちは校舎に入って、甲南女子大学名誉教授の奥田和子先生の講義に耳を傾けます。
「今の日本人は、脂質に偏った食生活をしています。理想的なバランスは、炭水化物75%、脂質15%、たんぱく質10%です」という奥田先生。これは、献立に例えるとごはん200g、動物性のおかず40g、野菜190gのバランスです。でも、野菜をこんなに食べるのはちょっと大変ですよね。そこで、これを上手に調理して小さくして食べる、例えばみそ汁のような方法で食べれば実現できますよと、先生のアドバイスが。
おにぎり1個約100gのうち約60%は水分なので、カロリーはわずか160kcalしかありません。カロリーをおさえながらでんぷんをしっかり摂ることができるごはんは、まさに理想的な主食。「子どもは1食あたり525kcalを必要とするので、ごはんを集中してしっかり食べてほしいですね」と奥田先生は力説します。


外ではいよいよお釜が噴いて、火を止め蒸らし時間に。その間子どもたちは○×クイズに挑戦です。みんなが元気いっぱいに校庭を西へ東へ駆けめぐっているうちに、ごはんはお釜の中でおいしくおいしくなっていきます。
「おいしい?」と問いかけると、感想を言う前に「おかわりある?」という言葉が出てくるとは、よほどおいしいのでしょう。「やわらかい」「家のごはんよりおいしい」とご満悦の子どもたち。保護者も「甘みが違いますね」「ふりかけなしでもおいしいです」と舌鼓。「名塩の子どもはごはん好き」と噂に聞いていましたが、なるほど、その通りであっという間におかわりの行列がズラリ。しかも「おこげちょうだい!」とおかわり隊はグルメ揃いです。そしてそれから間もなく、3つのお釜の中は跡形もなく空っぽに…。

「〝食べること〟は〝生きること〟です。食べ方の選択は、その人の生き方につながり、ひいては民族・国の存亡に関わる大きな問題です」と奥田先生は授業で語りましたが、普段もこの勢いでごはんを食べれば、未来は明るく輝くことでしょう。

Posted by 保田先生 at 21:18│Comments(0)│TrackBack(0)
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